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データズームイン

患者満足度が向上しない分野

2021年10月15日号

 厚生労働省が3年に1回実施する「受療行動調査」をまとめた。今回は20年度。新型コロナウイルス禍の調査だったが、第2波が終わった10月20日〜22日と、最も落ち着いた時期ではあった。  受療行動調査は96年がスタートという、厚労省関連の統計調査では新しい部類に入る。当時の時代背景は「インフォームド・コンセント」の徹底、医療事故を景気とした患者への情報公開を求める声が高まり、医療機関の姿勢が問われていた。  95年に、都内の中堅医療機関に医療事務として就職、26年目となる事務局長はこう振り返った。 「90年代は医療従事者の患者対応が厳しく問われた時代でした。医師や看護師が威圧的に診察に当たるのはご法度ですし、無愛想に会計窓口をこなしていた当院の事務員も、午前の受付開始時に待合室の患者に『患者様、おはようございます...  厚生労働省が3年に1回実施する「受療行動調査」をまとめた。今回は20年度。新型コロナウイルス禍の調査だったが、第2波が終わった10月20日〜22日と、最も落ち着いた時期ではあった。  受療行動調査は96年がスタートという、厚労省関連の統計調査では新しい部類に入る。当時の時代背景は「インフォームド・コンセント」の徹底、医療事故を景気とした患者への情報公開を求める声が高まり、医療機関の姿勢が問われていた。  95年に、都内の中堅医療機関に医療事務として就職、26年目となる事務局長はこう振り返った。 「90年代は医療従事者の患者対応が厳しく問われた時代でした。医師や看護師が威圧的に診察に当たるのはご法度ですし、無愛想に会計窓口をこなしていた当院の事務員も、午前の受付開始時に待合室の患者に『患者様、おはようございます』

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