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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

この冬「起こり得る危機」 岸田新内閣はどう乗り越えるか

第144回

鳥集徹

2021年10月15日号

 第5波が収束し、19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が、10月1日にようやく全面解除された。  とはいえ、都内などでは宣言期間中から酒類提供の時短要請や禁止を守らない店が増えていき、人出も以前と変わらず多かった。一方で、アクリル板の衝立やマスクの着用など、相変わらず効果のよくわからない、非科学的な感染対策が継続されている。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されたところで、いったい何が変わったのだろうというのが、筆者の偽らざる実感だ。  いずれにせよ、陽性者が減ったのはいいことだ。10月4日の全国の陽性者は602人で、東京都は87人と、ようやく100人を切った。東京五輪・パラリンピックの開催前に100人を切っていれば、このビッグイベントも大いに盛り上がっただろう。しかし、感染は自然の摂理なのだから、どうしようもな...  第5波が収束し、19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が、10月1日にようやく全面解除された。  とはいえ、都内などでは宣言期間中から酒類提供の時短要請や禁止を守らない店が増えていき、人出も以前と変わらず多かった。一方で、アクリル板の衝立やマスクの着用など、相変わらず効果のよくわからない、非科学的な感染対策が継続されている。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されたところで、いったい何が変わったのだろうというのが、筆者の偽らざる実感だ。  いずれにせよ、陽性者が減ったのはいいことだ。10月4日の全国の陽性者は602人で、東京都は87人と、ようやく100人を切った。東京五輪・パラリンピックの開催前に100人を切っていれば、このビッグイベントも大いに盛り上がっただろう。しかし、感染は自然の摂理なのだから、どうしようもない

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