時流遡航
日々諸事遊考㉔
第264回 自分の旅を創る~ 想い出深い人生の軌跡を刻むには─⑮
本田成親
2021年10月15日号
在りし日の青函連絡船
旅先でたまたま廻り合った場所で、そこの雰囲気に相応しいクラシックの名曲を聴いて感銘したという体験談を述べてきましたが、そんな旅の折々に聴く曲は何もクラシックに限られているわけではありません。
これも実際の体験談なのですが、本州北端の竜飛崎周辺に出向いた際、眼前に広がる津軽海峡、さらにはそれを挟んで遠望される北海道の山影に想いを馳せながら、演歌「津軽海峡冬景色」に聴き入ったこともありました。憂を秘めた石川さゆりの美声に深い感慨を覚えながら、北の大地の冬の世界を偲んだりもしたものです。北海道の知床半島へと出向いた折などには、森繁久彌ゆかりの「知床旅情」の歌声に魅せられながら、まだ近代化されていなかった時代の知床一帯の情景に想いを重ねたりしたこともありました。
さらにまた、取材を...
在りし日の青函連絡船
旅先でたまたま廻り合った場所で、そこの雰囲気に相応しいクラシックの名曲を聴いて感銘したという体験談を述べてきましたが、そんな旅の折々に聴く曲は何もクラシックに限られているわけではありません。
これも実際の体験談なのですが、本州北端の竜飛崎周辺に出向いた際、眼前に広がる津軽海峡、さらにはそれを挟んで遠望される北海道の山影に想いを馳せながら、演歌「津軽海峡冬景色」に聴き入ったこともありました。憂を秘めた石川さゆりの美声に深い感慨を覚えながら、北の大地の冬の世界を偲んだりもしたものです。北海道の知床半島へと出向いた折などには、森繁久彌ゆかりの「知床旅情」の歌声に魅せられながら、まだ近代化されていなかった時代の知床一帯の情景に想いを重ねたりしたこともありました。
さらにまた、取材を兼
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