経営陣刷新で「膿」は出し切れるか長生堂
「親会社」日本調剤取締役が新社長に
2021年11月1日号
幼少の頃から病弱だったため、薬を使うことが多かった。このため多種多様な薬を研究し、自ら服薬して効果を試していた——。長生堂製薬創業者・美馬友三郎氏の逸話のひとつだが、草葉の陰から現在の惨状をどうみているだろうか。
「長生堂は100年以上の歴史がある会社。患者にも必要とされるくすりをつくっているので、そこは大切にしていきたい」
立て直しは茨の道
こう話すのは、小城和紀新社長(写真)だ。10月25日に徳島県に業務改善計画を提出後、市内で会見を開き、再出発への意欲を示した。3日前の22日の臨時株主総会で原田秀昭前社長を含む取締役4人が「更迭」され、小城社長が原田前社長の後任に据えられた。これまで日本調剤グループ内で兄弟会社だった日本ジェネリックの100%子会社となり再起を期すが、「膿」を出し切れるかがカギとなる。
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幼少の頃から病弱だったため、薬を使うことが多かった。このため多種多様な薬を研究し、自ら服薬して効果を試していた——。長生堂製薬創業者・美馬友三郎氏の逸話のひとつだが、草葉の陰から現在の惨状をどうみているだろうか。
「長生堂は100年以上の歴史がある会社。患者にも必要とされるくすりをつくっているので、そこは大切にしていきたい」
立て直しは茨の道
こう話すのは、小城和紀新社長(写真)だ。10月25日に徳島県に業務改善計画を提出後、市内で会見を開き、再出発への意欲を示した。3日前の22日の臨時株主総会で原田秀昭前社長を含む取締役4人が「更迭」され、小城社長が原田前社長の後任に据えられた。これまで日本調剤グループ内で兄弟会社だった日本ジェネリックの100%子会社となり再起を期すが、「膿」を出し切れるかがカギとなる。
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