医薬経済オンライン

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「MRは来ない」と薬剤師の不満爆発

医療用医薬品の相次ぐ出荷調整、薬局は医療崩壊寸前

2021年11月1日号

「後発品の加算が下がるかもしれない」と薬局薬剤師から悲鳴があがる。  昨今の後発品の供給不安が薬局経営に打撃を与えている。薬局の主な収入源は2つ。医薬品そのものの薬剤費と薬剤師業務による技術料だ。この技術料には薬局で調剤した薬剤のうち、後発品のある先発品と後発品を合算した割合に応じて「後発医薬品調剤体制加算」が3段階に分類されている。政府の方針もあり、後発品を調剤すればするほど点数は高くなり、調剤しなければ低くなる。最も高い点数を算定できる「加算3」は28点と比較的高い報酬で、「加算2」(22点)、「加算3」(15点)と下がっていく。このため、各店舗の加算がどの区分に該当するかで薬局経営は大きく変わる。 振り回された1年  薬局や病院で働く薬剤師にとって、21年は後発品に翻弄され続けた年だった。小林化工と日医工に続き、... 「後発品の加算が下がるかもしれない」と薬局薬剤師から悲鳴があがる。  昨今の後発品の供給不安が薬局経営に打撃を与えている。薬局の主な収入源は2つ。医薬品そのものの薬剤費と薬剤師業務による技術料だ。この技術料には薬局で調剤した薬剤のうち、後発品のある先発品と後発品を合算した割合に応じて「後発医薬品調剤体制加算」が3段階に分類されている。政府の方針もあり、後発品を調剤すればするほど点数は高くなり、調剤しなければ低くなる。最も高い点数を算定できる「加算3」は28点と比較的高い報酬で、「加算2」(22点)、「加算3」(15点)と下がっていく。このため、各店舗の加算がどの区分に該当するかで薬局経営は大きく変わる。 振り回された1年  薬局や病院で働く薬剤師にとって、21年は後発品に翻弄され続けた年だった。小林化工と日医工に続き、10

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