医療を変える「訪問薬剤師」その意義
薬剤師は充足?不足?
第3回 選ばれる時代に何をすべきか
尾久田 佳明
2021年11月1日号
昨今急速な高齢化が進み、25年には団塊の世代が75歳になり、実に4人に1人が後期高齢者(75歳以上)という超高齢化社会を迎える。そこで、国策として20年ほど前から患者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるための新しい医療と介護の支援体制である“地域包括ケアシステム”が整備されるようになった。
これにより在宅医療への薬局の参入が加速しているのだが、その一方で、なかなか在宅医療の取り組みを行えない薬局も多数見受けられる。事実、19年3月に発表された厚生労働省の「かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査報告」によると在宅業務を行っている薬局は全体の半数程度であることがわかっており、在宅医療を行っていない最大の要因は「薬剤師の人員不足のため」が最も上位で61%も占めている(図1、図2)。
地域と業務内容の偏り
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昨今急速な高齢化が進み、25年には団塊の世代が75歳になり、実に4人に1人が後期高齢者(75歳以上)という超高齢化社会を迎える。そこで、国策として20年ほど前から患者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるための新しい医療と介護の支援体制である“地域包括ケアシステム”が整備されるようになった。
これにより在宅医療への薬局の参入が加速しているのだが、その一方で、なかなか在宅医療の取り組みを行えない薬局も多数見受けられる。事実、19年3月に発表された厚生労働省の「かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査報告」によると在宅業務を行っている薬局は全体の半数程度であることがわかっており、在宅医療を行っていない最大の要因は「薬剤師の人員不足のため」が最も上位で61%も占めている(図1、図2)。
地域と業務内容の偏り
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