製薬企業の次世代経営戦略
社会貢献と企業成長を両立させる、サラヤのBOPビジネスの挑戦(前編)
SDGs(Sustainable Development Goals)とソーシャルコミュニケーションの体得 第19回
熊田梨恵
2021年11月1日号
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると、総論や有識者の意見、企業や地域の活動例で伝えてきた。
今回紹介する「BOPビジネス」(Base of the Pyramid=「ピラミッドの下層部」を意味し、世界の人口の過半数を占める40億人の低所得消費者を指す)ではソーシャルコミュニケーションが積極的に活用される。BOPビジネスでは自社製品やサービスがどのように生活に役立ち、魅力があるかを生活週間や文化の違う国に丁寧に伝える必要があるからだ。
製品や建物などハードだけが普及しても意味がなく、意識改善や行動変容につなげる普及啓発や教育活動が必須で、そのためにあらゆるコミュニケーション手段を使う。新興国では国連が00年からSDGsの...
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると、総論や有識者の意見、企業や地域の活動例で伝えてきた。
今回紹介する「BOPビジネス」(Base of the Pyramid=「ピラミッドの下層部」を意味し、世界の人口の過半数を占める40億人の低所得消費者を指す)ではソーシャルコミュニケーションが積極的に活用される。BOPビジネスでは自社製品やサービスがどのように生活に役立ち、魅力があるかを生活週間や文化の違う国に丁寧に伝える必要があるからだ。
製品や建物などハードだけが普及しても意味がなく、意識改善や行動変容につなげる普及啓発や教育活動が必須で、そのためにあらゆるコミュニケーション手段を使う。新興国では国連が00年からSDGsの前身
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