医薬経済オンライン

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ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る

診療科別MRディテールの「現状」

ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る23

エス・マックス株式会社 ディレクター 薬剤師  三上彰貴子

2021年11月1日号

 健康保険組合連合会は10月19日、全国1388の健保組合の収支を合算した20年度の決算見込みを発表、2952億円の黒字になると説明した。新型コロナウイルス感染拡大による受診抑制が影響した。しかし、新型コロナ禍でダメージのある産業も多く、21年度以降は健保の保険料収入が減る一方、医療費は増加基調にあるため、赤字に転落すると見込んでいる。  この発表が出る前に、私は何度か某健保の担当者と話す機会があり、新型コロナが影響する前から医療費の削減についての取り組みを聞いたり、提案することもあった。担当者によると、「健康診断やがん検診など実施率や健診データをもとにした運動や食生活の指導などのプログラムに注力している状況だった。しかし、医療データを分析すると明らかに無駄に思える医療行為や薬の提供などがあると感じている。それについて少しでも改善していかない...  健康保険組合連合会は10月19日、全国1388の健保組合の収支を合算した20年度の決算見込みを発表、2952億円の黒字になると説明した。新型コロナウイルス感染拡大による受診抑制が影響した。しかし、新型コロナ禍でダメージのある産業も多く、21年度以降は健保の保険料収入が減る一方、医療費は増加基調にあるため、赤字に転落すると見込んでいる。  この発表が出る前に、私は何度か某健保の担当者と話す機会があり、新型コロナが影響する前から医療費の削減についての取り組みを聞いたり、提案することもあった。担当者によると、「健康診断やがん検診など実施率や健診データをもとにした運動や食生活の指導などのプログラムに注力している状況だった。しかし、医療データを分析すると明らかに無駄に思える医療行為や薬の提供などがあると感じている。それについて少しでも改善していかないと

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