医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

ワクチンの心筋炎リスク 厚労省はデータを誤魔化すな

第145回

鳥集徹

2021年11月1日号

 新型コロナウイルスのワクチン接種後の心筋炎が問題となっている。  10月6日、スウェーデンはモデルナワクチン接種後に、若年層で心筋炎や心膜炎のような副反応がまれに起こる恐れがあるとして、30歳以下への接種を当面中止すると発表した。北欧のほかの国でも同様の動きが出ており、デンマークは18歳未満の接種をファイザー製に一本化、フィンランドは30歳未満への男性のモデルナワクチンの接種を中断した。  こうした状況を受けて、日本でも厚生労働省で10月15日に予防接種部会ワクチン分科会・副反応検討部会が開かれ、国内でのワクチン接種後の心筋炎関連事象疑い報告の状況が検討された。その結果、10〜20歳代の男性に対しては、ファイザーワクチンの接種を検討するよう勧める方向で調整に入ったと伝えられている。  厚労省の同日の資料によると、モデル...  新型コロナウイルスのワクチン接種後の心筋炎が問題となっている。  10月6日、スウェーデンはモデルナワクチン接種後に、若年層で心筋炎や心膜炎のような副反応がまれに起こる恐れがあるとして、30歳以下への接種を当面中止すると発表した。北欧のほかの国でも同様の動きが出ており、デンマークは18歳未満の接種をファイザー製に一本化、フィンランドは30歳未満への男性のモデルナワクチンの接種を中断した。  こうした状況を受けて、日本でも厚生労働省で10月15日に予防接種部会ワクチン分科会・副反応検討部会が開かれ、国内でのワクチン接種後の心筋炎関連事象疑い報告の状況が検討された。その結果、10〜20歳代の男性に対しては、ファイザーワクチンの接種を検討するよう勧める方向で調整に入ったと伝えられている。  厚労省の同日の資料によると、モデルナ製

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