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2021年11月1日号

多発性硬化症薬は早期使用で効果発揮  欧州多発性硬化症学会(ECTRIMS)は10月13〜15日、オンラインで総会を開催した。製薬各社は新たな研究成果を報告した。  スイス・ロシュは再発性多発性硬化症と1次進行性多発性硬化症に対する「オクレバス」の障害進行に関する長期データについて、早期に使用を開始すると高い効果を得たと発表した。再発性多発性硬化症を対象にした第Ⅲ相試験は、96週間の二重盲検期間後にインターフェロンβ—1からオクレバスに切り替えた被験者群と比較。その結果、7年半にわたってオクレバスを使用した患者群で歩行補助が必要となるリスクが35%低下した。  インターフェロンβの使用期間、被験者の年間再発は0.2だったが、オクレバスへ切り替えてから1年後には0.1に、さらに5年半後には0.03に減少した。  また、第Ⅲ相では1次... 多発性硬化症薬は早期使用で効果発揮  欧州多発性硬化症学会(ECTRIMS)は10月13〜15日、オンラインで総会を開催した。製薬各社は新たな研究成果を報告した。  スイス・ロシュは再発性多発性硬化症と1次進行性多発性硬化症に対する「オクレバス」の障害進行に関する長期データについて、早期に使用を開始すると高い効果を得たと発表した。再発性多発性硬化症を対象にした第Ⅲ相試験は、96週間の二重盲検期間後にインターフェロンβ—1からオクレバスに切り替えた被験者群と比較。その結果、7年半にわたってオクレバスを使用した患者群で歩行補助が必要となるリスクが35%低下した。  インターフェロンβの使用期間、被験者の年間再発は0.2だったが、オクレバスへ切り替えてから1年後には0.1に、さらに5年半後には0.03に減少した。  また、第Ⅲ相では1次進行

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