医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

参院選まで「ぐずぐず路線」の岸田首相

「新しい資本主義実現」も焼き直しの体たらく

2021年11月15日号

「聞く力」とは?(緊急提言を受ける岸田首相)  衆院選を経て、岸田文雄政権が本格的に船出した。ただ、自民党は単独で国会を支配できる261議席を確保したというのに、ベテラン勢の苦杯などで高揚感は乏しい。いきなり党幹事長人事でつまずき、政策面でのぶれを批判された首相にとり「岸田カラー」を発揮して政権運営の主導権を握れるようになるまでの道のりは遠い。最大の試練は来夏の参院選だ。  衆院選の投開票が進んでいた10月31日深夜。与党の大勝が見えてきていたにもかかわらず、首相は硬い表情だった。口利き金銭授受疑惑が尾を引き、小選挙区神奈川13区で落選(比例復活)した自民党の甘利明幹事長が「責任を取りたいので、進退は総裁に預けます」と伝えてきたからだった。  首相は「よく考えてみたい」と、その場では引導を渡さなかった。甘利氏... 「聞く力」とは?(緊急提言を受ける岸田首相)  衆院選を経て、岸田文雄政権が本格的に船出した。ただ、自民党は単独で国会を支配できる261議席を確保したというのに、ベテラン勢の苦杯などで高揚感は乏しい。いきなり党幹事長人事でつまずき、政策面でのぶれを批判された首相にとり「岸田カラー」を発揮して政権運営の主導権を握れるようになるまでの道のりは遠い。最大の試練は来夏の参院選だ。  衆院選の投開票が進んでいた10月31日深夜。与党の大勝が見えてきていたにもかかわらず、首相は硬い表情だった。口利き金銭授受疑惑が尾を引き、小選挙区神奈川13区で落選(比例復活)した自民党の甘利明幹事長が「責任を取りたいので、進退は総裁に預けます」と伝えてきたからだった。  首相は「よく考えてみたい」と、その場では引導を渡さなかった。甘利氏の所

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence