医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

薬価差益ゼロ政策の影響

第55回 病院はどのように対応したか

シード・プランニング 沈友敏

2021年11月15日号

 日本の診療報酬制度では、医療行為ごとに点数(価格)が定められ、かつ全国で統一されており、医療機関は勝手に変更することができない。一方で、中国では、医療行為に関する項目は定められているものの、価格の規定はとくにない。地域や医療機関によって、価格は異なる場合が多い。  今回は医療サービス価格の改革について紹介したい。  医療保険医薬品リストの制定や医薬品の価格政策などを担当する国家医療保障局(省庁に当たる行政機関)は21年8月25日、8省庁と共同で「医療サービス価格改革に関する試験方案」を通知した。3年から5年かけて5つの都市で医療サービス価格の改革を試験的に実施し、その結果を踏まえて、全国に普及させる方針だ。  試験方案は、①基本方針、②明確な目標を設定した価格管理システムの構築、③持続可能な価格管理システムの確立、...  日本の診療報酬制度では、医療行為ごとに点数(価格)が定められ、かつ全国で統一されており、医療機関は勝手に変更することができない。一方で、中国では、医療行為に関する項目は定められているものの、価格の規定はとくにない。地域や医療機関によって、価格は異なる場合が多い。  今回は医療サービス価格の改革について紹介したい。  医療保険医薬品リストの制定や医薬品の価格政策などを担当する国家医療保障局(省庁に当たる行政機関)は21年8月25日、8省庁と共同で「医療サービス価格改革に関する試験方案」を通知した。3年から5年かけて5つの都市で医療サービス価格の改革を試験的に実施し、その結果を踏まえて、全国に普及させる方針だ。  試験方案は、①基本方針、②明確な目標を設定した価格管理システムの構築、③持続可能な価格管理システムの確立、④厳

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