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眺望 医薬街道

認定薬局の質強化には処方への関与が「必要」

近藤正觀

2021年11月15日号

 19年11月に成立した改正医薬品医療機器法(薬機法)により、21年8月に「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度がスタートした。改正の趣旨は、「国民のニーズに応える優れた医薬品、医療機器をより安全・迅速・効率的に提供するとともに、住み慣れた地域で患者が安心して医薬品を使うことができる環境を整備するため」である。  結局のところ、「○○薬局」という名称が増えるわけだが、果たして、現在の状況で患者に薬局の「違い」が理解できるのか疑問符を付けざるを得ない。むしろ行政の在宅医療への誘導が透けて見える。それでも薬剤師の国民への医療貢献のチャンスが拡大しているとも言えるだろう。  地域連携薬局は9月30日現在、全国で836軒ある。地域連携薬局は、患者の入退院時や在宅医療などを行う際、地域の医療機関や他の薬局と一元的・継続的に情報...  19年11月に成立した改正医薬品医療機器法(薬機法)により、21年8月に「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度がスタートした。改正の趣旨は、「国民のニーズに応える優れた医薬品、医療機器をより安全・迅速・効率的に提供するとともに、住み慣れた地域で患者が安心して医薬品を使うことができる環境を整備するため」である。  結局のところ、「○○薬局」という名称が増えるわけだが、果たして、現在の状況で患者に薬局の「違い」が理解できるのか疑問符を付けざるを得ない。むしろ行政の在宅医療への誘導が透けて見える。それでも薬剤師の国民への医療貢献のチャンスが拡大しているとも言えるだろう。  地域連携薬局は9月30日現在、全国で836軒ある。地域連携薬局は、患者の入退院時や在宅医療などを行う際、地域の医療機関や他の薬局と一元的・継続的に情報連

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