薬のおカネを議論しよう
FDA新長官候補の利益相反
第54回
医療ガバナンス研究所医師 谷本哲也
2021年12月1日号
バイデン大統領は11月12日、米国食品医薬品局(FDA)の新長官候補として、ロバート・カリフ氏を指名した。15年から8人が相次いで交代し、終身在職権付きポジションとしては新型コロナウイルス感染症禍の最中10ヵ月も空席のままだった。
カリフ氏は51年生まれで、デューク大学医学部卒の循環器内科医。一流専門誌などに1300報もの論文や数々の専門書を著した実績を持ち、世界最大級と言われるデューク大学臨床研究所で多数の後進を育成し人望も厚いようだ。
指名前、19年にはグーグル親会社のアルファベットの生命科学研究組織ヴェレリーで、医療政策・戦略部門のトップにもなっていた。オバマ政権下の16年にも1年弱ほどFDA長官を務めていたので、22年1月頃と予想される上院議会で無事承認を得れば再任となる。
世界最大の医薬品医療機器市場の規制当局とし...
バイデン大統領は11月12日、米国食品医薬品局(FDA)の新長官候補として、ロバート・カリフ氏を指名した。15年から8人が相次いで交代し、終身在職権付きポジションとしては新型コロナウイルス感染症禍の最中10ヵ月も空席のままだった。
カリフ氏は51年生まれで、デューク大学医学部卒の循環器内科医。一流専門誌などに1300報もの論文や数々の専門書を著した実績を持ち、世界最大級と言われるデューク大学臨床研究所で多数の後進を育成し人望も厚いようだ。
指名前、19年にはグーグル親会社のアルファベットの生命科学研究組織ヴェレリーで、医療政策・戦略部門のトップにもなっていた。オバマ政権下の16年にも1年弱ほどFDA長官を務めていたので、22年1月頃と予想される上院議会で無事承認を得れば再任となる。
世界最大の医薬品医療機器市場の規制当局として、
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