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2021年12月1日号

米心臓協会、mRNA療法で良好なデータ  米国心臓協会は11月13〜15日、学術会議をオンラインで開催。製薬各社が最新の研究データを発表した。  英アストラゼネカと米モデルナは共同開発中のmRNA療法「AZD8601」が治験で好結果を示しているという初期データを明らかにした。AZD8601は血管内皮増殖因子(VEGF-A)をコードするmRNAを、待機的冠動脈バイパス手術を受けた患者の心筋に直接注入する。心不全を対象にした前期第Ⅱ相試験では安全性、忍容性ともに主要評価項目を達成、左心室駆出率の上昇や患者報告アウトカムなどの評価項目も良好な傾向を示している。一方、11人しか参加していない小規模試験であるため、アストラゼネカは「今後は拡大研究が必要」とした。  mRNAは米ファイザー/独ビオンテック、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンが成功して以降、... 米心臓協会、mRNA療法で良好なデータ  米国心臓協会は11月13〜15日、学術会議をオンラインで開催。製薬各社が最新の研究データを発表した。  英アストラゼネカと米モデルナは共同開発中のmRNA療法「AZD8601」が治験で好結果を示しているという初期データを明らかにした。AZD8601は血管内皮増殖因子(VEGF-A)をコードするmRNAを、待機的冠動脈バイパス手術を受けた患者の心筋に直接注入する。心不全を対象にした前期第Ⅱ相試験では安全性、忍容性ともに主要評価項目を達成、左心室駆出率の上昇や患者報告アウトカムなどの評価項目も良好な傾向を示している。一方、11人しか参加していない小規模試験であるため、アストラゼネカは「今後は拡大研究が必要」とした。  mRNAは米ファイザー/独ビオンテック、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンが成功して以降、幅広

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