岸田政権で変質する「衛藤勉強会」
後ろ盾失い、苦肉のメンバー入れ替え
2021年12月15日号
「岸田政権になって誰を頼ればいいかますますわからなくなった」
大手内資製薬企業の渉外担当者はそうこぼす。
それもそのはずで、安倍晋三元首相や菅義偉前首相が官邸主導で政策決定を行ってきたなか、岸田文雄首相は脱「政高党低」を掲げ、自民党側の地位向上をめざしている。その結果として、官邸のグリップ力が弱まり、各省庁がそれぞれに主張を繰り広げる動きが起こっている。それが各省庁を後押しする「族議員」の復権につながっているかのようだ。
ただ、最終的に何がどう決まるといったプロセスについては、22年度予算編成が終わってみないと明らかにならない。現段階で、厚生労働関係の事案は、加藤勝信氏、田村憲久氏という2人の厚労相経験者が党内調整のキーパーソンとなっている。これは、10月の衆院選をもって長老議員が相次いで退いた影響が大...
「岸田政権になって誰を頼ればいいかますますわからなくなった」
大手内資製薬企業の渉外担当者はそうこぼす。
それもそのはずで、安倍晋三元首相や菅義偉前首相が官邸主導で政策決定を行ってきたなか、岸田文雄首相は脱「政高党低」を掲げ、自民党側の地位向上をめざしている。その結果として、官邸のグリップ力が弱まり、各省庁がそれぞれに主張を繰り広げる動きが起こっている。それが各省庁を後押しする「族議員」の復権につながっているかのようだ。
ただ、最終的に何がどう決まるといったプロセスについては、22年度予算編成が終わってみないと明らかにならない。現段階で、厚生労働関係の事案は、加藤勝信氏、田村憲久氏という2人の厚労相経験者が党内調整のキーパーソンとなっている。これは、10月の衆院選をもって長老議員が相次いで退いた影響が大きい
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