技術革新と製薬企業の明日
次世代RNAワクチンの魅力
第134回 副反応軽減、価格競争力に期待
宮田総研代表取締役 宮田満
2021年12月15日号
感染力の強いオミクロン株の出現で、世界中が新型コロナウイルス感染の大波に備え厳戒態勢を敷いた。幸いこれまでの症例分析で、重症化のリスクが高くないことが確認されつつあるが、深刻なのはワクチンが効かないブレークスルー感染が多発していること。米ファイザー/独ビオンテックや米モデルナなど、mRNAワクチンの製造企業も、オミクロン株の感染防御により有効な新規mRNAワクチンの開発に着手した。
「100日間で新ワクチンを医療現場に届ける」とモデルナのステファン・バンセル最高経営責任者の鼻息は荒かった。しかし、世界を救った革新技術と賞賛されたmRNAワクチンの背後には、より短期間で製造でき、少量投与で副反応を減少させたより安全な次世代RNAワクチンが肉迫していることを忘れてはならない。現在、mRNAワクチンによって世界市場を圧倒しているファイザー/ビオンテック...
感染力の強いオミクロン株の出現で、世界中が新型コロナウイルス感染の大波に備え厳戒態勢を敷いた。幸いこれまでの症例分析で、重症化のリスクが高くないことが確認されつつあるが、深刻なのはワクチンが効かないブレークスルー感染が多発していること。米ファイザー/独ビオンテックや米モデルナなど、mRNAワクチンの製造企業も、オミクロン株の感染防御により有効な新規mRNAワクチンの開発に着手した。
「100日間で新ワクチンを医療現場に届ける」とモデルナのステファン・バンセル最高経営責任者の鼻息は荒かった。しかし、世界を救った革新技術と賞賛されたmRNAワクチンの背後には、より短期間で製造でき、少量投与で副反応を減少させたより安全な次世代RNAワクチンが肉迫していることを忘れてはならない。現在、mRNAワクチンによって世界市場を圧倒しているファイザー/ビオンテックと
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