薬のおカネを議論しよう
職業規範によって解決すべき製薬マネー問題
第55回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2021年12月15日号
21年12月4日、医学教育学会のプロフェッショナル部会が主催し、製薬マネーに関するウェブシンポジウム「医療専門職と製薬企業の利益相反を考える」を開催した。筆者は、部会長で愛知医科大学教授の宮田靖志氏とともに、シンポジウムのオーガナイザーを務めた。
発端は、三重大学臨床麻酔部をめぐる一連の不祥事(三重大事件)である。とくに我われが着目したのは、臨床麻酔部が、小野薬品から奨学寄附金を受け取る見返りに、カルテ改竄にまで手を染めながら、同社の「オノアクト」の処方を増やしていった事例である。
21年12月4日、医学教育学会のプロフェッショナル部会が主催し、製薬マネーに関するウェブシンポジウム「医療専門職と製薬企業の利益相反を考える」を開催した。筆者は、部会長で愛知医科大学教授の宮田靖志氏とともに、シンポジウムのオーガナイザーを務めた。
発端は、三重大学臨床麻酔部をめぐる一連の不祥事(三重大事件)である。とくに我われが着目したのは、臨床麻酔部が、小野薬品から奨学寄附金を受け取る見返りに、カルテ改竄にまで手を染めながら、同社の「オノアクト」の処方を増やしていった事例である。
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