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2021年12月15日号
mRNAのHIVワクチンへの応用に期待
1980年代に発見されたエイズがいまだ多くの命を奪い続ける状況は、この疾患の撲滅が世界の指導者にとって最も困難な課題であることを物語っている。12月1日の世界エイズデーに合わせ、米国ではバイデン大統領がエイズ撲滅に向けた新戦略を明らかにした。30年までに米国内でのエイズ蔓延を終わらせ、HIV感染者数を25年までに75%、30年までに90%減少させる目標を設定した。エイズ撲滅キャンペーンは10年にオバマ大統領が立ち上げ、20年の大統領選中にバイデン大統領がキャンペーン内容の更新を公約として掲げていた。関連する予算はこれまでより2億6700万ドル多い6億7000万ドルとする。
HIV/エイズが原因で死亡する人は毎年世界全体で3600万人、米国だけも70万人以上に上っている。バイデン大統領は、米国にある根強い人種差別から適切な...
mRNAのHIVワクチンへの応用に期待
1980年代に発見されたエイズがいまだ多くの命を奪い続ける状況は、この疾患の撲滅が世界の指導者にとって最も困難な課題であることを物語っている。12月1日の世界エイズデーに合わせ、米国ではバイデン大統領がエイズ撲滅に向けた新戦略を明らかにした。30年までに米国内でのエイズ蔓延を終わらせ、HIV感染者数を25年までに75%、30年までに90%減少させる目標を設定した。エイズ撲滅キャンペーンは10年にオバマ大統領が立ち上げ、20年の大統領選中にバイデン大統領がキャンペーン内容の更新を公約として掲げていた。関連する予算はこれまでより2億6700万ドル多い6億7000万ドルとする。
HIV/エイズが原因で死亡する人は毎年世界全体で3600万人、米国だけも70万人以上に上っている。バイデン大統領は、米国にある根強い人種差別から適切な予防
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