読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー
目的は感染症危機管理の教科書
第184回
大西一幸
2022年1月1日号
感染症の国家戦略 日本の安全保障と危機管理
阿部圭史
東洋経済新報社/2021年8月刊
「新型コロナウイルス感染症」と表すのか、「COVID-19」と表記するのか、ここ1年ほどちょっぴりだが悩んできた。違いがあるわけではなく、正確には「新型コロナウイルス感染症」の英語名称の略が「COVID-19」らしいのだが、日本では「新型コロナウイルス感染症」がメディアでは主流のようなので、私もそれに倣ってきた。ただ、この稿のようなケースでは、取り上げた本の著者が使っているほうを優先する。ということで、今回は「COVID-19」。
本音を言えば私には読みづらい本を選んだ。理解しやすそうだが、本当に著者の言いたいことがすべてわかっているのか自信はない。せめて著者が選んだ感染症名を選択することで、著者に寄り添って読み進めたことの証にしておきたい。
...
感染症の国家戦略 日本の安全保障と危機管理
阿部圭史
東洋経済新報社/2021年8月刊
「新型コロナウイルス感染症」と表すのか、「COVID-19」と表記するのか、ここ1年ほどちょっぴりだが悩んできた。違いがあるわけではなく、正確には「新型コロナウイルス感染症」の英語名称の略が「COVID-19」らしいのだが、日本では「新型コロナウイルス感染症」がメディアでは主流のようなので、私もそれに倣ってきた。ただ、この稿のようなケースでは、取り上げた本の著者が使っているほうを優先する。ということで、今回は「COVID-19」。
本音を言えば私には読みづらい本を選んだ。理解しやすそうだが、本当に著者の言いたいことがすべてわかっているのか自信はない。せめて著者が選んだ感染症名を選択することで、著者に寄り添って読み進めたことの証にしておきたい。
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