医薬経済オンライン

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展望見えぬ米国系調剤チェーンの苦境

「競業避止義務違反」で日本の薬局を提訴も敗北

2022年1月1日号

 21年12月7日、調剤薬局のフランチャイズ(FC)本部が、FC契約満了後、店名を変えて営業を続けた元加盟店に対して「競業避止義務」違反として閉店と違約金の支払いを求めた訴訟の判決が東京地裁で出た。コンビニエンスストア業界ではFC本部と加盟店との間のトラブルはしばしばあるが、調剤薬局の世界ではFCそのものがほとんどないうえに、FC契約終了後も競業避止義務なるものが適用されるものなのか、と注目された裁判だ。むろん、元加盟店はFC契約上の「競業避止義務条項は公序良俗に反する」と反訴、損害賠償を求めていた。 今後もキラリ薬局で運営  訴えたのは大手ドラッグストア「キリン堂」の子会社で、「メディスンショップ」と名付けた門前薬局13店を展開する「メディスンショップ・ジャパン」。訴えられたのは、神奈川県を中心に9店舗の調剤薬局を経営する「GENKI...  21年12月7日、調剤薬局のフランチャイズ(FC)本部が、FC契約満了後、店名を変えて営業を続けた元加盟店に対して「競業避止義務」違反として閉店と違約金の支払いを求めた訴訟の判決が東京地裁で出た。コンビニエンスストア業界ではFC本部と加盟店との間のトラブルはしばしばあるが、調剤薬局の世界ではFCそのものがほとんどないうえに、FC契約終了後も競業避止義務なるものが適用されるものなのか、と注目された裁判だ。むろん、元加盟店はFC契約上の「競業避止義務条項は公序良俗に反する」と反訴、損害賠償を求めていた。 今後もキラリ薬局で運営  訴えたのは大手ドラッグストア「キリン堂」の子会社で、「メディスンショップ」と名付けた門前薬局13店を展開する「メディスンショップ・ジャパン」。訴えられたのは、神奈川県を中心に9店舗の調剤薬局を経営する「GENKI堂

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