上昌広の日本医療の診立て
アビガン問題で見える「官僚組織」の崩壊
第16回 コロナ対策で問題は非科学性、人事制度見直しで正しい評価を
医療ガバナンス研究所理事長
2022年1月1日号
「新型コロナウイルス対策での喫緊の課題は公務員改革だ」
11月27〜28日、東京都港区で開催された第16回現場からの医療改革推進協議会シンポジウムに出席した塩崎恭久・元厚生労働相が語った言葉だ。
この会は、私と鈴木寛・東京大学公共政策大学院・慶應義塾大学政策・メディア研究科教授が事務局長を務める有志の集まりである。毎年11月にシンポジウムを開催している。当日はオンラインと会場を併せ、約200人が参加した。塩崎氏の発言は、その中でもっとも印象的で、多くの参加者の記憶に残ったようだ。シンポジウムに参加した官僚からは「塩崎先生が公務員人事制度改革に触れられたのは感銘を受けました。省庁で新たな社会の変化に対応するのは、いまの終身雇用単線出世コースのみの人事制度下ではムラ社会の保身に走るのみで不可能だと痛感しております」...
「新型コロナウイルス対策での喫緊の課題は公務員改革だ」
11月27〜28日、東京都港区で開催された第16回現場からの医療改革推進協議会シンポジウムに出席した塩崎恭久・元厚生労働相が語った言葉だ。
この会は、私と鈴木寛・東京大学公共政策大学院・慶應義塾大学政策・メディア研究科教授が事務局長を務める有志の集まりである。毎年11月にシンポジウムを開催している。当日はオンラインと会場を併せ、約200人が参加した。塩崎氏の発言は、その中でもっとも印象的で、多くの参加者の記憶に残ったようだ。シンポジウムに参加した官僚からは「塩崎先生が公務員人事制度改革に触れられたのは感銘を受けました。省庁で新たな社会の変化に対応するのは、いまの終身雇用単線出世コースのみの人事制度下ではムラ社会の保身に走るのみで不可能だと痛感しております」と連
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