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日本製薬産業の再生・再建を期待する

2022年1月1日号

 21年12月12日の日本経済新聞1面に『医薬敗戦 バイオ出遅れ』、との見出しで大きな記事が報じられた。長年同紙の読者である筆者にとっても、このような記事を1面トップで目にするのは実に珍しいことである。そして大いなる失望を味わった。この記事には、「日本の医薬品の存在感の低下、日本発の画期的新薬の減少、膨らむ貿易赤字、新型コロナウイルスのワクチン開発の遅れ」など、日本の製薬産業の現状がいかに厳しいか、その実態を明確に記している。  筆者と製薬業界との縁は1966年からであり、すでに半世紀以上もの長い年月が経過している。昔のことを言い出すのは年寄の悪癖とされるが、小生と製薬業界との縁が生まれた60年代は、製薬産業は最も注目された成長分野のひとつとされていた。  ところが、現在の日本の製薬産業は、世界の負け組に堕している。そして、日本の...  21年12月12日の日本経済新聞1面に『医薬敗戦 バイオ出遅れ』、との見出しで大きな記事が報じられた。長年同紙の読者である筆者にとっても、このような記事を1面トップで目にするのは実に珍しいことである。そして大いなる失望を味わった。この記事には、「日本の医薬品の存在感の低下、日本発の画期的新薬の減少、膨らむ貿易赤字、新型コロナウイルスのワクチン開発の遅れ」など、日本の製薬産業の現状がいかに厳しいか、その実態を明確に記している。  筆者と製薬業界との縁は1966年からであり、すでに半世紀以上もの長い年月が経過している。昔のことを言い出すのは年寄の悪癖とされるが、小生と製薬業界との縁が生まれた60年代は、製薬産業は最も注目された成長分野のひとつとされていた。  ところが、現在の日本の製薬産業は、世界の負け組に堕している。そして、日本の製

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