医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

事前の一策、事後の百策に勝る

第139回

琉球大学医学部非常勤講師  照井資規

2022年1月1日号

“A stitch in time saves nine”(きょうの一針あすの十針)   事態が発生する前に準備や対策が講じられていることの価値は、事態発生後に受動的に後追いで対応するよりもはるかに高く、効果的である。新型コロナウイルス禍で言えば、02年11月に発生し、03年7月に封じ込めに成功したSARS(重症急性呼吸器症候群)について、発生と収束の原因が不明であるため、日本を除く各国はSARSを参考に開発された生物兵器が近い将来使用されることを想定し、感染拡大対策などを整備してきた。新型コロナのmRNAワクチンは、SARSをきっかけに、少量のワクチン粒子で何万人分もの量を短期間に製造でき、ウイルスの変異に追随できるよう、研究されていた核酸ワクチンの技術を軍主導の施策により適用したものだ。  日本は幸いにも国内でのSARS流行がなかったため、新興感染症対策や国内で... “A stitch in time saves nine”(きょうの一針あすの十針)   事態が発生する前に準備や対策が講じられていることの価値は、事態発生後に受動的に後追いで対応するよりもはるかに高く、効果的である。新型コロナウイルス禍で言えば、02年11月に発生し、03年7月に封じ込めに成功したSARS(重症急性呼吸器症候群)について、発生と収束の原因が不明であるため、日本を除く各国はSARSを参考に開発された生物兵器が近い将来使用されることを想定し、感染拡大対策などを整備してきた。新型コロナのmRNAワクチンは、SARSをきっかけに、少量のワクチン粒子で何万人分もの量を短期間に製造でき、ウイルスの変異に追随できるよう、研究されていた核酸ワクチンの技術を軍主導の施策により適用したものだ。  日本は幸いにも国内でのSARS流行がなかったため、新興感染症対策や国内での核

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