医薬経済オンライン

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読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー

最期の癒しをくれる夢とは

第185回

大西一幸

2022年1月15日号

最期に見る夢 終末期体験の奇跡 クリスファー・カー 執筆協カリーン・マードロシャン  訳・島田啓介 新泉社/2021年10月刊  あくまで印象だが、このところ医師の執筆する本は、健康オタク向けのハウツー本は別に、ほぼ、がん、終末期、認知症、在宅医療に関連している。ある意味不可逆的か、それに近いニュアンスがテーマ。今後は、安楽死も増えると思うが、私はあまり関心がない。  今回の読書は米国バッファローのホスピス医による、終末期患者の精神的変容が、死の受容に進み、最期にどのような夢を見たか、ヴィジョンとして現れたかを記録したものだ。ヴィジョンについては、目覚めながら視覚化された像と説明されている。「記録」と私は表現したが、ニュアンスは少し違う。終末期患者が見る夢やヴィジョンは、臨死体験のようなものなのかもしれない。著者は多く... 最期に見る夢 終末期体験の奇跡 クリスファー・カー 執筆協カリーン・マードロシャン  訳・島田啓介 新泉社/2021年10月刊  あくまで印象だが、このところ医師の執筆する本は、健康オタク向けのハウツー本は別に、ほぼ、がん、終末期、認知症、在宅医療に関連している。ある意味不可逆的か、それに近いニュアンスがテーマ。今後は、安楽死も増えると思うが、私はあまり関心がない。  今回の読書は米国バッファローのホスピス医による、終末期患者の精神的変容が、死の受容に進み、最期にどのような夢を見たか、ヴィジョンとして現れたかを記録したものだ。ヴィジョンについては、目覚めながら視覚化された像と説明されている。「記録」と私は表現したが、ニュアンスは少し違う。終末期患者が見る夢やヴィジョンは、臨死体験のようなものなのかもしれない。著者は多くを

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