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薬価「さざ波改定」で安堵していいのか

調整幅は持ち越し、新薬創出加算には盲点

2022年1月15日号

 22年度の薬価制度改革は、大方の予想どおり「小粒な内容」となった。表のボリュームだけ見れば、それなりの項目数に上るが、ルール上の不整合の修正など細かな見直しも含まれる。全体として改革論議は過熱することなく、21年12月に制度改革の骨子がまとまった。  16年12月のいわゆる「4大臣合意」に基づく18年度の薬価制度抜本改革では、大幅なルール変更が行われた。新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象絞り込みや、企業指標の導入、年4回の新薬収載時を活用した「四半期再算定」、長期収載品の段階的引き下げといったメニューが一気に追加された。  中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の開催回数を数えると、18年度抜本改革時(17年4〜12月)は14回だった。そして、前回の20年度改革時(19年4〜12月)が12回。ところが、今回の22年度改革(21年4〜12...  22年度の薬価制度改革は、大方の予想どおり「小粒な内容」となった。表のボリュームだけ見れば、それなりの項目数に上るが、ルール上の不整合の修正など細かな見直しも含まれる。全体として改革論議は過熱することなく、21年12月に制度改革の骨子がまとまった。  16年12月のいわゆる「4大臣合意」に基づく18年度の薬価制度抜本改革では、大幅なルール変更が行われた。新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象絞り込みや、企業指標の導入、年4回の新薬収載時を活用した「四半期再算定」、長期収載品の段階的引き下げといったメニューが一気に追加された。  中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の開催回数を数えると、18年度抜本改革時(17年4〜12月)は14回だった。そして、前回の20年度改革時(19年4〜12月)が12回。ところが、今回の22年度改革(21年4〜12月)

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