医薬経済オンライン

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行政訴訟で「怒り」を注いだ横浜市の対応

輝くはずの中外製薬「新研究拠点」に住民感情が悪化

2022年1月15日号

着々と工事は進む(昨年12月末撮影)  中外製薬にとって正念場かもしれない。同社が横浜市戸塚区に建設する研究施設「中外ライフサイエンスパーク横浜」をめぐる周辺住民との間の軋轢だ。  研究拠点建設の問題は19年8月15日号で報じたが、同社は戸塚区を流れる柏尾川を挟む日立製作所の工場跡地を買収し、研究拠点を計画。だが、その土地はハザードマップで台風や豪雨の際には浸水想定区域に指定されている低地帯。日立製作所時代は多くの土地が空き地のままで、豪雨の際には遊水池の役割を果たしていたという。そんな土地を購入した中外は西側地区に高さ2メートルの盛土を行い、地上6階、地下1階の研究棟など6棟の建設を進めている。  それに対し、周辺住民が「豪雨の際には遊水地の役割を果たしてくれていた土地に盛土をしたら、周辺の住宅は軒並み床上浸... 着々と工事は進む(昨年12月末撮影)  中外製薬にとって正念場かもしれない。同社が横浜市戸塚区に建設する研究施設「中外ライフサイエンスパーク横浜」をめぐる周辺住民との間の軋轢だ。  研究拠点建設の問題は19年8月15日号で報じたが、同社は戸塚区を流れる柏尾川を挟む日立製作所の工場跡地を買収し、研究拠点を計画。だが、その土地はハザードマップで台風や豪雨の際には浸水想定区域に指定されている低地帯。日立製作所時代は多くの土地が空き地のままで、豪雨の際には遊水池の役割を果たしていたという。そんな土地を購入した中外は西側地区に高さ2メートルの盛土を行い、地上6階、地下1階の研究棟など6棟の建設を進めている。  それに対し、周辺住民が「豪雨の際には遊水地の役割を果たしてくれていた土地に盛土をしたら、周辺の住宅は軒並み床上浸水し

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