医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

21年保険収載の注目点

第57回 異例だったスピンラザの価格交渉

シード・プランニング 沈友敏

2022年1月15日号

 国家医療保障局(医薬品の価格政策や保険収載などを担当する行政機関)と人力資源・社会保障部(人的資源と社会保障を担う省庁)は21年12月3日、21年版「国家基本医療保険・労災保険・生育保険医薬品リスト(医療保険医薬品リスト)」を公表した。22年1月1日から施行されている。  21年版医療保険医薬品リストに収載された総数(生薬を除く)は2860製品で、20年版と比較し、60製品増えたものの、これまでの5回の改定のなかでは最も少ない増加だった。内訳を見ると、化学医薬品は1486製品、漢方製剤は1374製品(図)。  新規収載は74製品で、リストから外されたのは11製品(化学医薬品8製品、漢方製剤3製品)だった。新規収載のうち7製品は一般収載(国が必要と判断し収載)となり、67製品は価格交渉を通じて保険収載となった。67製品のうち、日本企業を含める...  国家医療保障局(医薬品の価格政策や保険収載などを担当する行政機関)と人力資源・社会保障部(人的資源と社会保障を担う省庁)は21年12月3日、21年版「国家基本医療保険・労災保険・生育保険医薬品リスト(医療保険医薬品リスト)」を公表した。22年1月1日から施行されている。  21年版医療保険医薬品リストに収載された総数(生薬を除く)は2860製品で、20年版と比較し、60製品増えたものの、これまでの5回の改定のなかでは最も少ない増加だった。内訳を見ると、化学医薬品は1486製品、漢方製剤は1374製品(図)。  新規収載は74製品で、リストから外されたのは11製品(化学医薬品8製品、漢方製剤3製品)だった。新規収載のうち7製品は一般収載(国が必要と判断し収載)となり、67製品は価格交渉を通じて保険収載となった。67製品のうち、日本企業を含める外資

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