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2022年1月15日号

米国の新薬承認、2021年はおよそ50品目　新型コロナウイルス感染の収束の兆しがまったく見えないまま、パンデミックは3年目を迎えた。だが、その間も製薬各社は研究開発を休みなく継続し、さまざまな医薬品が上市に至った。　21年に米国で承認された新薬は約50品目で、20年とほぼ同じだった。また適応追加のほか、緊急使用許可（EUA）から正式承認に至った製品も多くあり、承認作業を担当する米国食品医薬品局（FDA）は非常に忙しい1年となったようだ。今回は21年の新薬のいくつかに焦点を当てていく。アデュヘルムの苦難　最も注目された新薬は、03年以降で初のアルツハイマー型認知症治療薬として承認された「アデュヘルム」だろう。世界は「アルツハイマー病治療元年」を迎えることになるのかと話題になった。米国だけでも数百万人が恩恵を受け... 米国の新薬承認、2021年はおよそ50品目　新型コロナウイルス感染の収束の兆しがまったく見えないまま、パンデミックは3年目を迎えた。だが、その間も製薬各社は研究開発を休みなく継続し、さまざまな医薬品が上市に至った。　21年に米国で承認された新薬は約50品目で、20年とほぼ同じだった。また適応追加のほか、緊急使用許可（EUA）から正式承認に至った製品も多くあり、承認作業を担当する米国食品医薬品局（FDA）は非常に忙しい1年となったようだ。今回は21年の新薬のいくつかに焦点を当てていく。アデュヘルムの苦難　最も注目された新薬は、03年以降で初のアルツハイマー型認知症治療薬として承認された「アデュヘルム」だろう。世界は「アルツハイマー病治療元年」を迎えることになるのかと話題になった。米国だけでも数百万人が恩恵を受け、売

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