厚労省が「経済課」をやめるワケ
日医は薬務対策室を「医療技術課」に格上げ
2022年2月1日号
厚生労働省は今夏をメドに医薬品関連部局の組織改編を行う。医政局経済課などの体制強化が必要との判断からだ。また、日本医師会も22〜23年にかけて、医薬品関連部局の組織変更を行う。
それぞれの意図や狙いについて、考察したい。
事務次官への登竜門
経済課は1974年の組織改編で、薬務局(現医薬・生活衛生局)経済課となって以来、48年もの間、経済課の名で継続してきたが、その名前が消える。
新たな名称は「医薬産業振興・医療情報企画課」だ。課の名前に「産業振興」と明確に掲げると同時に、人員強化も実施する。
医政局に「医薬産業振興・医療情報審議官」や「参事官(特定医薬品開発支援・医療情報担当)」を置く。審議官は国会答弁なども担う部局長級。参事官は課長級の位置付けだ。また、臨床研究・治...
厚生労働省は今夏をメドに医薬品関連部局の組織改編を行う。医政局経済課などの体制強化が必要との判断からだ。また、日本医師会も22〜23年にかけて、医薬品関連部局の組織変更を行う。
それぞれの意図や狙いについて、考察したい。
事務次官への登竜門
経済課は1974年の組織改編で、薬務局(現医薬・生活衛生局)経済課となって以来、48年もの間、経済課の名で継続してきたが、その名前が消える。
新たな名称は「医薬産業振興・医療情報企画課」だ。課の名前に「産業振興」と明確に掲げると同時に、人員強化も実施する。
医政局に「医薬産業振興・医療情報審議官」や「参事官(特定医薬品開発支援・医療情報担当)」を置く。審議官は国会答弁なども担う部局長級。参事官は課長級の位置付けだ。また、臨床研究・治験の
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