医薬経済オンライン

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医療を変える「訪問薬剤師」その意義

調剤薬局から地域薬局へ

第6回

尾久田 佳明

2022年2月1日号

 21年8月、医療・医薬品業界に携わる人々の注目を集めたのは、厚生労働省が新たに薬局の基準を設けたことである。具体的には「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」である。これらは、主に外来処方に基づく調剤だけを行っていた「調剤薬局」から、地域に必要とされる「地域薬局」へと変化していくために設けられた基準と言える。 「地域連携薬局」は、外来や在宅医療、入退院時において他の医療提供施設や介護関係施設との服薬情報の一元化・共有と継続的な連携を行いながら、質の高い薬学的管理を行える薬局と定義される。一方、「専門医療機関連携薬局」とは、がんなどの専門的な薬学管理が必要な利用者に対して、他の医療提供施設との密な連携を行いつつ、より高度な薬学管理や、高い専門性が求められる特殊な調剤に対応できる薬局である(図1の1、2を参照)。 ...  21年8月、医療・医薬品業界に携わる人々の注目を集めたのは、厚生労働省が新たに薬局の基準を設けたことである。具体的には「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」である。これらは、主に外来処方に基づく調剤だけを行っていた「調剤薬局」から、地域に必要とされる「地域薬局」へと変化していくために設けられた基準と言える。 「地域連携薬局」は、外来や在宅医療、入退院時において他の医療提供施設や介護関係施設との服薬情報の一元化・共有と継続的な連携を行いながら、質の高い薬学的管理を行える薬局と定義される。一方、「専門医療機関連携薬局」とは、がんなどの専門的な薬学管理が必要な利用者に対して、他の医療提供施設との密な連携を行いつつ、より高度な薬学管理や、高い専門性が求められる特殊な調剤に対応できる薬局である(図1の1、2を参照)。

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