医薬経済オンライン

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上昌広の日本医療の診立て

コロナ対策で欠けている視点

第17回 臨機応変に対応を続ける世界と日本の決定的な違い

医療ガバナンス研究所理事長

2022年2月1日号

 オミクロン株の感染が拡大している。1月24日現在、政府は16都県に対し新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づくまん延防止等重点措置を適用した。本連載が出る2月1日の時点で、適用対象は増えているだろう。   オミクロン株の感染が広がる前夜、マスコミは「病床逼迫リスク再び 東京、空床の即時把握できぬまま」(日本経済新聞1月5日)、「沖縄、一般診療に制限 一部病院担い手不足」(読売新聞1月8日)など、オミクロン株の危険性を強調する。私は、いまもこのような論調に違和感がある。  1月23日現在、日本の感染者数は2334.4人(人口100万人あたり、1週間平均)に過ぎず、仏(3万8544.7人)、英(9446.8人)、米(1万4324.6人)などの欧米諸国とは比較にならない。このような国で診療が継続されているのに、なぜ、日本の病床が逼迫するのだろうか...  オミクロン株の感染が拡大している。1月24日現在、政府は16都県に対し新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づくまん延防止等重点措置を適用した。本連載が出る2月1日の時点で、適用対象は増えているだろう。   オミクロン株の感染が広がる前夜、マスコミは「病床逼迫リスク再び 東京、空床の即時把握できぬまま」(日本経済新聞1月5日)、「沖縄、一般診療に制限 一部病院担い手不足」(読売新聞1月8日)など、オミクロン株の危険性を強調する。私は、いまもこのような論調に違和感がある。  1月23日現在、日本の感染者数は2334.4人(人口100万人あたり、1週間平均)に過ぎず、仏(3万8544.7人)、英(9446.8人)、米(1万4324.6人)などの欧米諸国とは比較にならない。このような国で診療が継続されているのに、なぜ、日本の病床が逼迫するのだろうか。

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