鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
5~11歳へのワクチン接種 「特例承認」の責任は重大
第151回
鳥集徹
2022年2月1日号
1月21日、厚生労働省は新型コロナウイルスワクチンについて、5〜11歳への接種を特例承認した。3月にも接種が始まる予定だという。
ファイザーによると、2300人が参加した海外の臨床試験で、デルタ株などの従来株に対する発症率は、接種しなかった場合に比べ91%減ったという。有効成分の量は従来の3分の1で、痛み、疲労感、頭痛、発熱などの副反応も16〜25歳に比べて、少なかったと伝えられている。しかし、筆者は子どもへのワククチン接種に反対だ。メリットがほとんどないうえに、10代は明らかにリスクが大幅に上回っているからだ。
コロナ感染による10歳代の死者は4人とされている。だが、3人は基礎疾患があり、1人は交通事故で病院に搬送後、感染が確認されたと伝えられている。つまり、普通に健康な10歳代がコロナで死亡するリスクはまずないと言っていい。ましてや...
1月21日、厚生労働省は新型コロナウイルスワクチンについて、5〜11歳への接種を特例承認した。3月にも接種が始まる予定だという。
ファイザーによると、2300人が参加した海外の臨床試験で、デルタ株などの従来株に対する発症率は、接種しなかった場合に比べ91%減ったという。有効成分の量は従来の3分の1で、痛み、疲労感、頭痛、発熱などの副反応も16〜25歳に比べて、少なかったと伝えられている。しかし、筆者は子どもへのワククチン接種に反対だ。メリットがほとんどないうえに、10代は明らかにリスクが大幅に上回っているからだ。
コロナ感染による10歳代の死者は4人とされている。だが、3人は基礎疾患があり、1人は交通事故で病院に搬送後、感染が確認されたと伝えられている。つまり、普通に健康な10歳代がコロナで死亡するリスクはまずないと言っていい。ましてや、10
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