ニュースダイジェスト(JAPAN)
1月11日〜1月25日(JAPAN)
2022年2月1日号
広大病院、miRNA核酸医薬の投与開始
広島大学大学院医学系研究科の田原栄俊教授らは1月20日、新規抗がん剤「MIRX02」を悪性胸膜中皮腫(MPM)の患者1例目に投与したと発表した。投与は1月12日。同剤は、天然型miRNA「mi-3140-3p」を、スリー・ディー・マトリックスの界面活性ペプチド「A6K」と混合、ナノチューブを形成させ保護して投与する。miRNA核酸医薬のヒトへの投与は国内初、世界でも4例目となる。
創薬の発想を得た基礎研究から、非臨床、臨床試験へとオール広大体制で臨んできた。「MIRX02」の作用機序には、がん分子標的として海外メガファーマが注目するSLC7A11遺伝子の関与が示唆されている。この遺伝子は生体内でのグルタチオン生成を介して活性酸素を中和する。活性酸素は過剰だと細胞を傷害するが、がん細胞の細胞死にも働く。「mi-3140-3p」は、MPMで変異によって異...
広大病院、miRNA核酸医薬の投与開始
広島大学大学院医学系研究科の田原栄俊教授らは1月20日、新規抗がん剤「MIRX02」を悪性胸膜中皮腫(MPM)の患者1例目に投与したと発表した。投与は1月12日。同剤は、天然型miRNA「mi-3140-3p」を、スリー・ディー・マトリックスの界面活性ペプチド「A6K」と混合、ナノチューブを形成させ保護して投与する。miRNA核酸医薬のヒトへの投与は国内初、世界でも4例目となる。
創薬の発想を得た基礎研究から、非臨床、臨床試験へとオール広大体制で臨んできた。「MIRX02」の作用機序には、がん分子標的として海外メガファーマが注目するSLC7A11遺伝子の関与が示唆されている。この遺伝子は生体内でのグルタチオン生成を介して活性酸素を中和する。活性酸素は過剰だと細胞を傷害するが、がん細胞の細胞死にも働く。「mi-3140-3p」は、MPMで変異によって異常発
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録