医薬経済オンライン

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製薬協・岡田会長が投じた一石

業界内で“身を削る”議論はできるのか

2022年2月15日号

「風呂敷をどこまで広げるか」も思案中と語る岡田会長 「すべて公的医療保険の枠内だけで実現すべきとは思っていない」  1月20日、日本製薬工業協会の岡田安史会長(エーザイ代表執行役COO)が記者会見の場で、思い切った発言をして、関係者を驚かせた。 「薬剤費抑制策の延長線上では、世界水準の革新的新薬のアクセス確保が困難になる」  そこまでなら、かねて製薬協会長が主張してきた範囲に過ぎない。しかし、岡田氏は、社会保障費の膨張などへの制度上の対応に関して「従来の枠組みを超えた国民的な議論が必要」と訴えた。日本の医療用医薬品市場は10兆円強で伸び悩む。それでも「医薬品市場は成長をすべき」として、公的保険の外も含めた検討に着手する考えを示したのだ。  岡田氏はこうも語っている。 「これま... 「風呂敷をどこまで広げるか」も思案中と語る岡田会長 「すべて公的医療保険の枠内だけで実現すべきとは思っていない」  1月20日、日本製薬工業協会の岡田安史会長(エーザイ代表執行役COO)が記者会見の場で、思い切った発言をして、関係者を驚かせた。 「薬剤費抑制策の延長線上では、世界水準の革新的新薬のアクセス確保が困難になる」  そこまでなら、かねて製薬協会長が主張してきた範囲に過ぎない。しかし、岡田氏は、社会保障費の膨張などへの制度上の対応に関して「従来の枠組みを超えた国民的な議論が必要」と訴えた。日本の医療用医薬品市場は10兆円強で伸び悩む。それでも「医薬品市場は成長をすべき」として、公的保険の外も含めた検討に着手する考えを示したのだ。  岡田氏はこうも語っている。 「これまでの

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