再生医療 飛躍への課題「品質」と「製造」から探る
再生医療の評価系の実態
第1回
梅木遥
2022年2月15日号
約10年前、再生医療関連のベンチャーがぽつぽつと出始めた。いわば再生医療の黎明期ともいうべき時期だった。10年に京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)や再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)が設立されたこともあり、再生医療への盛り上がりが急速に高まっていった。
多くのベンチャー企業は、iPS細胞や間葉系幹細胞(MSC)などを用いた再生医療等製品の開発・承認をめざして、ベンチャーキャピタルから資金を獲得した。
低分子の次を求める製薬企業は、こうした新たな業界への参入者を、時に買収し、時に資金的に支援し、また時にビジネスパートナーとして育成した。
再生医療等安全性確保法やヒト幹細胞加工製品の品質及び安全性確保に関する5つの指針といった法整備も整い、安全性に関してもほぼこの頃、完成されていたと言ってもいいだ...
約10年前、再生医療関連のベンチャーがぽつぽつと出始めた。いわば再生医療の黎明期ともいうべき時期だった。10年に京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)や再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)が設立されたこともあり、再生医療への盛り上がりが急速に高まっていった。
多くのベンチャー企業は、iPS細胞や間葉系幹細胞(MSC)などを用いた再生医療等製品の開発・承認をめざして、ベンチャーキャピタルから資金を獲得した。
低分子の次を求める製薬企業は、こうした新たな業界への参入者を、時に買収し、時に資金的に支援し、また時にビジネスパートナーとして育成した。
再生医療等安全性確保法やヒト幹細胞加工製品の品質及び安全性確保に関する5つの指針といった法整備も整い、安全性に関してもほぼこの頃、完成されていたと言ってもいいだろ
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