医薬経済オンライン

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薬のおカネを議論しよう

製薬マネーデータベースの経済学

第59回

医療ガバナンス研究所医師  尾崎章彦

2022年2月15日号

 筆者らが実施している製薬マネープロジェクトにおいて、肝となるのは、製薬マネーデータベース(製薬DB)の作成である。その費用は、実施主体の探査報道NPO『Tansa』と医療ガバナンス研究所が折半して、賄ってきた。  つい先日、21年8月に公開した18年度版製薬DBの精算を行った。その結果、18年度版の作成に要した費用は382万円。これは、17年度版と概ね同程度の金額であった(410万円)。  なお、18年度版における最大の支出は人件費であり、152万円を計上した。そのほとんどが、各製薬企業ホームページからの支払いデータの抽出と、エクセルに加工されたデータを個人ごとに集計するために必要となった経費である。  データ集計に先立って実施したOCR作業は業者に依頼し、この作業には108万円を計上した。初めて製薬DBを作成した16年度は、自前でOCRを実施し...  筆者らが実施している製薬マネープロジェクトにおいて、肝となるのは、製薬マネーデータベース(製薬DB)の作成である。その費用は、実施主体の探査報道NPO『Tansa』と医療ガバナンス研究所が折半して、賄ってきた。  つい先日、21年8月に公開した18年度版製薬DBの精算を行った。その結果、18年度版の作成に要した費用は382万円。これは、17年度版と概ね同程度の金額であった(410万円)。  なお、18年度版における最大の支出は人件費であり、152万円を計上した。そのほとんどが、各製薬企業ホームページからの支払いデータの抽出と、エクセルに加工されたデータを個人ごとに集計するために必要となった経費である。  データ集計に先立って実施したOCR作業は業者に依頼し、この作業には108万円を計上した。初めて製薬DBを作成した16年度は、自前でOCRを実施したが

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