医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

戦後初の超大国同士の対立

第142回

琉球大学医学部非常勤講師  照井資規

2022年2月15日号

 北朝鮮は頻回にミサイル発射実験を繰り返しており、今年に入り、2月7日までに10回に達した。北朝鮮は米国に届く射程のミサイルの実現をめざしているが、これは北朝鮮のミサイル開発に中国とロシアが関与しているほかならぬ証左だ。北朝鮮からミサイルを米国に向けて発射する場合、中国とロシアの領空を通過することが避けられない。北朝鮮が繰り返すミサイル発射実験は中露と一体のものとして対処しなければならない。  最近、とくに緊張が高まるウクライナ情勢であるが、図1にあるように、米国とロシアは欧州諸国を挟んで向き合っている。ロシアの背後には中国が控えている。ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟すれば、ロシアによる北海、地中海への進出を阻むことができる。温暖化により北極海の航行が容易になった場合、ロシアにはカナダへの進出も軍事行動の選択肢に加わる...  北朝鮮は頻回にミサイル発射実験を繰り返しており、今年に入り、2月7日までに10回に達した。北朝鮮は米国に届く射程のミサイルの実現をめざしているが、これは北朝鮮のミサイル開発に中国とロシアが関与しているほかならぬ証左だ。北朝鮮からミサイルを米国に向けて発射する場合、中国とロシアの領空を通過することが避けられない。北朝鮮が繰り返すミサイル発射実験は中露と一体のものとして対処しなければならない。  最近、とくに緊張が高まるウクライナ情勢であるが、図1にあるように、米国とロシアは欧州諸国を挟んで向き合っている。ロシアの背後には中国が控えている。ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟すれば、ロシアによる北海、地中海への進出を阻むことができる。温暖化により北極海の航行が容易になった場合、ロシアにはカナダへの進出も軍事行動の選択肢に加わる。カ

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