医薬経済オンライン

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NOTEBOOK-こぼれ話

コロナ経口薬は4000億円市場

2022年2月15日号

 新型コロナウイルス感染症の経口治療薬として米メルクの「ラゲブリオ」に加え、米ファイザーの「パキロビッド」が登場。塩野義製薬の国産経口治療薬も、本号が出る頃には申請されているかもしれない。厚生労働省は新型コロナ治療薬の購入のための約6000億円を確保、基金としてプールしている。パキロビットも国産治療薬も、基金から購入する見通しだ。 オミクロン株には効果がないと外された中外製薬の「ロナプリーブ」は21〜22年の合計売上高が2764億円と日本の医療用医薬品市場では、空前絶後の規模になる見込みだ。しかも顧客は日本政府。「米国より高い価格で売り付けたのだからロシュグループは笑いが止まらないだろう」(アナリスト)と新型コロナ関連の国費大盤振る舞いに目を見開いている。 日本政府はラブゲリオを1380億円(160万人分)で調達、パキロビットは金額非公表だが、ラゲブリオと...  新型コロナウイルス感染症の経口治療薬として米メルクの「ラゲブリオ」に加え、米ファイザーの「パキロビッド」が登場。塩野義製薬の国産経口治療薬も、本号が出る頃には申請されているかもしれない。厚生労働省は新型コロナ治療薬の購入のための約6000億円を確保、基金としてプールしている。パキロビットも国産治療薬も、基金から購入する見通しだ。 オミクロン株には効果がないと外された中外製薬の「ロナプリーブ」は21〜22年の合計売上高が2764億円と日本の医療用医薬品市場では、空前絶後の規模になる見込みだ。しかも顧客は日本政府。「米国より高い価格で売り付けたのだからロシュグループは笑いが止まらないだろう」(アナリスト)と新型コロナ関連の国費大盤振る舞いに目を見開いている。 日本政府はラブゲリオを1380億円(160万人分)で調達、パキロビットは金額非公表だが、ラゲブリオと同

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