医薬経済オンライン

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国内バイオテク業界「成功」の青写真を描け

政府が導いたイスラエルから学ぶ不可欠な「戦略と人材」

マーク・ケセル/クリス・ビックリー/栄木憲和

2022年3月1日号

研究では成功確率は1割強程度  米国のバイオテク業界は世界の羨望の的だ。連邦政府研究グラントの潤沢な支援を受けた米国の学術研究機関には世界有数の才能が集まり、米国バイオ製薬業界の進展をけん引するイノベーションの原動力となっている。  日本の生物医学分野の基礎研究には、米国と比べるとほんのわずかの財政的支援が提供されているのみだが、その卓越性は広く称賛されている。日本の製薬業界も、これまでに治療上の重要な貢献を行っている。しかし、日本はアカデミアにおける基礎研究の発見を新規治療に結び付ける効率的な展開メカニズムを開発できているとはいえない。  本稿の筆者のマーク・ケセルはバイオテク業界の黎明期において新規ファイナンシングモデルを構築し、後にバイオテク・ファンドを率いた経験を、また栄木憲和はグローバル大手... 研究では成功確率は1割強程度  米国のバイオテク業界は世界の羨望の的だ。連邦政府研究グラントの潤沢な支援を受けた米国の学術研究機関には世界有数の才能が集まり、米国バイオ製薬業界の進展をけん引するイノベーションの原動力となっている。  日本の生物医学分野の基礎研究には、米国と比べるとほんのわずかの財政的支援が提供されているのみだが、その卓越性は広く称賛されている。日本の製薬業界も、これまでに治療上の重要な貢献を行っている。しかし、日本はアカデミアにおける基礎研究の発見を新規治療に結び付ける効率的な展開メカニズムを開発できているとはいえない。  本稿の筆者のマーク・ケセルはバイオテク業界の黎明期において新規ファイナンシングモデルを構築し、後にバイオテク・ファンドを率いた経験を、また栄木憲和はグローバル大手製

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