医薬経済オンライン

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製薬企業の次世代経営戦略

患者・患者会によるソーシャルコミュニケーション―PPIを医療の発展に活かす(後編)

SDGs(Sustainable Development Goals)とソーシャルコミュニケーションの体得 第28回

熊田梨恵

2022年3月1日号

【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると、総論や有識者の意見、企業や地域の活動で伝えてきた。  患者会が研究開発に関わることで新しい医薬品や治療法の創出を支援することはソーシャルコミュニケーションの一環になる。欧米では、すでに進む研究開発への患者・市民参加(PPI=Patient and Public Involvement)について、日本では20年に日本医療研究開発機構(AMED)が「PPIハンドブック」を出したばかりで、これからの取り組みだ。アンメットメディカルニーズ領域の創薬が進むなか、承認後に製薬企業と患者側がともに疾患啓発を行っていくことも大事になる。  日本人の死因トップのがんのなかでも5年相対生存率が最も低く、治療満足度や... 【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると、総論や有識者の意見、企業や地域の活動で伝えてきた。  患者会が研究開発に関わることで新しい医薬品や治療法の創出を支援することはソーシャルコミュニケーションの一環になる。欧米では、すでに進む研究開発への患者・市民参加(PPI=Patient and Public Involvement)について、日本では20年に日本医療研究開発機構(AMED)が「PPIハンドブック」を出したばかりで、これからの取り組みだ。アンメットメディカルニーズ領域の創薬が進むなか、承認後に製薬企業と患者側がともに疾患啓発を行っていくことも大事になる。  日本人の死因トップのがんのなかでも5年相対生存率が最も低く、治療満足度や薬剤

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