医薬経済オンライン

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検証 医薬品と[特許]

国内製薬企業の現状と課題

第2回

元大阪大学大学院 経済学研究科講師 西口博之

2022年3月1日号

 日本の医薬品産業ほど、特許(発明)並びに医薬品ビジネスの観点から見ても、医学・薬学の研究基礎が確立して世界のリーダーとなる可能性の高い国はないと考えられる。  それは、戦後の日本経済発展に寄与してきた繊維分野において、生産拠点の第三国への移転並びに海外市場での販売拡大を図ってきたファーストリテイリング(ユニクロなど)の例からも理解できるかと思われる。ただし、医薬品分野では莫大な開発資金に加えて創薬の事業化までの不透明さと言うリスク、海外のパートナー選択の難しさなど繊維分野とは比べようもない難しさがある。  連載第1回(2月1日号)の日本の医薬品貿易収支の実態に関して論じた。貿易赤字額が膨らみ始めたのは15年ほど前で、財務省の貿易統計では医薬品の貿易赤字は6年連続で2兆円を超える(その赤字額は20年余りで10倍を超す)。21年1...  日本の医薬品産業ほど、特許(発明)並びに医薬品ビジネスの観点から見ても、医学・薬学の研究基礎が確立して世界のリーダーとなる可能性の高い国はないと考えられる。  それは、戦後の日本経済発展に寄与してきた繊維分野において、生産拠点の第三国への移転並びに海外市場での販売拡大を図ってきたファーストリテイリング(ユニクロなど)の例からも理解できるかと思われる。ただし、医薬品分野では莫大な開発資金に加えて創薬の事業化までの不透明さと言うリスク、海外のパートナー選択の難しさなど繊維分野とは比べようもない難しさがある。  連載第1回(2月1日号)の日本の医薬品貿易収支の実態に関して論じた。貿易赤字額が膨らみ始めたのは15年ほど前で、財務省の貿易統計では医薬品の貿易赤字は6年連続で2兆円を超える(その赤字額は20年余りで10倍を超す)。21年1〜10

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