医薬経済オンライン

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中外が見えなくなった「協和キリン」の現在地

親会社の迷走とぬるま湯対応で伸びを欠く

2022年3月15日号

荷が重すぎるか協和キリン  命終から16年余りが経過してもなお、注目され続けるピーター・ドラッカーの名言に、「Culture e-ats strategy for breakfast.」というものがある。英単語の字面だけを追うとピンと来ないが、本邦では「企業文化は戦略に勝る」と意訳されている。優れた社風は、他社が簡単に真似できない無形の経営資源として、コンサルタントなどがお仕着せする経営戦略よりも力があるといったところだろうか。  一方で、意地悪な見方をすれば、どんなに優れた経営戦略も、その会社に深く根付いてしまった悪しき企業文化は打ち負かすことはできない、という風にもこの格言を捉えることができる。ニッポンの昭和の殻を残す会社は寧ろ、こちらのほうが多いのではなかろうか。立派な中期経営計画を繰り返し打ち出しても、腐海のような社風が根元から崩していく構図... 荷が重すぎるか協和キリン  命終から16年余りが経過してもなお、注目され続けるピーター・ドラッカーの名言に、「Culture e-ats strategy for breakfast.」というものがある。英単語の字面だけを追うとピンと来ないが、本邦では「企業文化は戦略に勝る」と意訳されている。優れた社風は、他社が簡単に真似できない無形の経営資源として、コンサルタントなどがお仕着せする経営戦略よりも力があるといったところだろうか。  一方で、意地悪な見方をすれば、どんなに優れた経営戦略も、その会社に深く根付いてしまった悪しき企業文化は打ち負かすことはできない、という風にもこの格言を捉えることができる。ニッポンの昭和の殻を残す会社は寧ろ、こちらのほうが多いのではなかろうか。立派な中期経営計画を繰り返し打ち出しても、腐海のような社風が根元から崩していく構図が

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