医薬経済オンライン

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病院薬剤師、仲間外れの「真相」

処遇改善、コメディカルに含まれないのか

2022年3月15日号

 何事も、声が大きい人の意見が通りがちなのが政治の世界。「聞く力」をアピールした岸田文雄首相だが、彼の耳元まで届けるには、病院薬剤師の声は小さいのだろう。  岸田政権はスローガンに掲げる「成長と分配の好循環」の一策として、看護・介護・保育職員の処遇改善を打ち出した。  この処遇改善策を決めた21年11月。自民党内の会議では、医療系の議員らから「コメディカル」も加えるよう要望が上がっていた。結果として、看護師だけでなく「看護補助者、理学療法士・作業療法士などのコメディカル」という文言が追加されたという経緯がある。  当時、はっきりと病院薬剤師を加えるよう求める意見は出なかったものの、薬剤師議員は「薬剤師もコメディカルに入るだろう」と楽観的な感想を述べていた。  では、実際はどうだったのか。蓋を開けて...  何事も、声が大きい人の意見が通りがちなのが政治の世界。「聞く力」をアピールした岸田文雄首相だが、彼の耳元まで届けるには、病院薬剤師の声は小さいのだろう。  岸田政権はスローガンに掲げる「成長と分配の好循環」の一策として、看護・介護・保育職員の処遇改善を打ち出した。  この処遇改善策を決めた21年11月。自民党内の会議では、医療系の議員らから「コメディカル」も加えるよう要望が上がっていた。結果として、看護師だけでなく「看護補助者、理学療法士・作業療法士などのコメディカル」という文言が追加されたという経緯がある。  当時、はっきりと病院薬剤師を加えるよう求める意見は出なかったものの、薬剤師議員は「薬剤師もコメディカルに入るだろう」と楽観的な感想を述べていた。  では、実際はどうだったのか。蓋を開けてみる

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