医薬経済オンライン

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林檎の南限、蜜柑の北限―石岡市に見る地域医療問題―

高まった地域医療向上の機運

第6回

フリーライター・早川幸子

2022年3月15日号

 茨城県の南東部に広がる霞ヶ浦は、琵琶湖についで日本で2番目に大きな湖だ。その水の流れは、利根川を経て太平洋へと注がれている。『常陸国風土記』には、霞ヶ浦について、「榎の浦の津あり。便(すなわ)ち、馬屋(うまや)を置けり」という記述が残されている。当時の霞ヶ浦は、現在の石岡市に置かれていた常陸国の国府と都を結ぶ、交通の要所として周辺地域に繁栄をもたらしていた。石岡市、かすみがうら市、小美玉市は、この霞ヶ浦を囲むように隣接している。  悠久の昔、霞ヶ浦からの恵みを享受していた3市は、平成・令和の世において、医師不足という共通の悩みを抱えていた。  茨城県の南東部に広がる霞ヶ浦は、琵琶湖についで日本で2番目に大きな湖だ。その水の流れは、利根川を経て太平洋へと注がれている。『常陸国風土記』には、霞ヶ浦について、「榎の浦の津あり。便(すなわ)ち、馬屋(うまや)を置けり」という記述が残されている。当時の霞ヶ浦は、現在の石岡市に置かれていた常陸国の国府と都を結ぶ、交通の要所として周辺地域に繁栄をもたらしていた。石岡市、かすみがうら市、小美玉市は、この霞ヶ浦を囲むように隣接している。  悠久の昔、霞ヶ浦からの恵みを享受していた3市は、平成・令和の世において、医師不足という共通の悩みを抱えていた。

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