世界の医薬品業界
21年も好調な免疫腫瘍薬と抗がん剤市場
第180回
研ファーマ・ブレーン 永江研太郎
2022年3月15日号
3月4日、米国食品医薬品局(FDA)はブリストル・マイヤーズスクイブの免疫腫瘍薬「オプジーボ」について「切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)における手術前のプラチナ製剤を含む化学療法2剤の併用療法」の効能追加を承認した。この適応はBMSが2月に行った申請をFDAが3月1日に優先審査対象に指定し、7月13日までに承認の可否を示すとされたばかり。抗がん剤は臨床試験データのリアルタイム評価を行っていることから、いままでで最速のわずか4日目の承認となっただけでなく、ステージ初期のNSCLC(腫瘍径4㎝以上またはリンパ節転移陽性)で手術前のネオアジュバント療法が承認されたのは免疫腫瘍薬を含むすべての治療薬で初めてとFDAは述べている。この発表でBMSの株価は年間の最高値に近づいた。
ただし3月7日にはジェネリック最大手のテバがBMSのトップ製品で多発性骨髄腫の標準薬「レ...
3月4日、米国食品医薬品局(FDA)はブリストル・マイヤーズスクイブの免疫腫瘍薬「オプジーボ」について「切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)における手術前のプラチナ製剤を含む化学療法2剤の併用療法」の効能追加を承認した。この適応はBMSが2月に行った申請をFDAが3月1日に優先審査対象に指定し、7月13日までに承認の可否を示すとされたばかり。抗がん剤は臨床試験データのリアルタイム評価を行っていることから、いままでで最速のわずか4日目の承認となっただけでなく、ステージ初期のNSCLC(腫瘍径4㎝以上またはリンパ節転移陽性)で手術前のネオアジュバント療法が承認されたのは免疫腫瘍薬を含むすべての治療薬で初めてとFDAは述べている。この発表でBMSの株価は年間の最高値に近づいた。
ただし3月7日にはジェネリック最大手のテバがBMSのトップ製品で多発性骨髄腫の標準薬「レブラ
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