医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

医薬品の競争入札の行方

第59回 国務院会見から動向を探る

シード・プランニング 沈友敏

2022年3月15日号

 中国で行われる「量的購買」はもはや、日本の製薬企業でも広く知られているだろう。これは、公立医療機関が医薬品を買い付ける際、購入量を確約し、国が代行して購買するという新たな競争入札制度である。特徴としては、医薬品の購入量の多さと価格の安さが挙げられる。「国家購買」「政府集中購買」とも言われている。  今回は、量的購買に関する国の政策を紹介してみたい。  国務院(日本の内閣府に当たる行政機関)は2月11日、同院の政策について、定例記者会見を行った。医薬品と高価値の医療消耗品(主にステント、カテーテル、人工関節、心臓ペースメーカーなど)の量的購買に関して、進展状況と今後の方向性を説明した。  記者会見を行ったのは、国家医療保障局(NHSA)の陳金甫氏、工業情報化部の周健氏、国家衛生健康委員会の王雪涛氏、国家薬品監督...  中国で行われる「量的購買」はもはや、日本の製薬企業でも広く知られているだろう。これは、公立医療機関が医薬品を買い付ける際、購入量を確約し、国が代行して購買するという新たな競争入札制度である。特徴としては、医薬品の購入量の多さと価格の安さが挙げられる。「国家購買」「政府集中購買」とも言われている。  今回は、量的購買に関する国の政策を紹介してみたい。  国務院(日本の内閣府に当たる行政機関)は2月11日、同院の政策について、定例記者会見を行った。医薬品と高価値の医療消耗品(主にステント、カテーテル、人工関節、心臓ペースメーカーなど)の量的購買に関して、進展状況と今後の方向性を説明した。  記者会見を行ったのは、国家医療保障局(NHSA)の陳金甫氏、工業情報化部の周健氏、国家衛生健康委員会の王雪涛氏、国家薬品監督管理

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