医薬経済オンライン

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IQVIAに見る市場動向

コロナ禍でも生活習慣病薬が主力の日本

2022年3月15日号

 IQVIAがまとめた21年の国内医療用医薬品市場によると、全体では前年比2.2%増の10兆5990億3100万円になった。20年に続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている。しかも、4月には薬価の中間年改定を受けた。市場別で見ると、病院は4.2%増、薬局その他は1.5%増だった一方、開業医は▲1.4%と2年連続でマイナスとなった。デルタ株が猛威を振るった第5波を筆頭に、高齢者や乳幼児の外来診療回数が減ったことを如実に示しているだろう。 製品別のランキングのトップは、MSDの抗PD-1抗体「キイトルーダ」(0.8%増の1210億7000万円)。2位も競合品である小野薬品の「オプジーボ」(12.3%増の1208億1900万円)だった。武田薬品の抗潰瘍薬「タケキャブ」(13.5%増の1111億円)は3位で、4位はアストラゼネカの抗がん剤「タグリッソ」(10.3%増の1021億400万円)、5位は中外製薬の抗がん剤「アバス...  IQVIAがまとめた21年の国内医療用医薬品市場によると、全体では前年比2.2%増の10兆5990億3100万円になった。20年に続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている。しかも、4月には薬価の中間年改定を受けた。市場別で見ると、病院は4.2%増、薬局その他は1.5%増だった一方、開業医は▲1.4%と2年連続でマイナスとなった。デルタ株が猛威を振るった第5波を筆頭に、高齢者や乳幼児の外来診療回数が減ったことを如実に示しているだろう。 製品別のランキングのトップは、MSDの抗PD-1抗体「キイトルーダ」(0.8%増の1210億7000万円)。2位も競合品である小野薬品の「オプジーボ」(12.3%増の1208億1900万円)だった。武田薬品の抗潰瘍薬「タケキャブ」(13.5%増の1111億円)は3位で、4位はアストラゼネカの抗がん剤「タグリッソ」(10.3%増の1021億400万円)、5位は中外製薬の抗がん剤「アバスチン

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