医薬経済オンライン

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ドクターかでいの医療の裏技

プーチンは 「おかしい」のか?

第11回

かでい伝次郎

2022年3月15日号

 ロシアのウクライナ侵略が始まり、ロシアの大統領ウラジミール・プーチンはどこか「おかしい」のではないか、と詮索されている。何が「おかしい」のかといえば、氏がこの無理筋の戦争を仕掛けたところから、氏には一国の指導者としての判断力を鈍らせる「何か」の病気があるのではないか、というのである。私はプーチンを「怖い」とは思う。何と言っても氏は、泣く子も黙る元KGBのエージェントである。しかし、「おかしい」とは思わない。権力者というものは、「こういうもの」なのだ。  先の米国の大統領、ドナルド・トランプも「おかしい」と言われた。そして、同国の精神科医たちが17年、氏のおかしな言動を批判的に論じるシンポジウムを開き、それが書籍化された(その後、岩波書店が邦訳『ドナルド・トランプの危険な兆候─精神科医たちは敢えて告発する』を刊行)。米国の大統領は現...  ロシアのウクライナ侵略が始まり、ロシアの大統領ウラジミール・プーチンはどこか「おかしい」のではないか、と詮索されている。何が「おかしい」のかといえば、氏がこの無理筋の戦争を仕掛けたところから、氏には一国の指導者としての判断力を鈍らせる「何か」の病気があるのではないか、というのである。私はプーチンを「怖い」とは思う。何と言っても氏は、泣く子も黙る元KGBのエージェントである。しかし、「おかしい」とは思わない。権力者というものは、「こういうもの」なのだ。  先の米国の大統領、ドナルド・トランプも「おかしい」と言われた。そして、同国の精神科医たちが17年、氏のおかしな言動を批判的に論じるシンポジウムを開き、それが書籍化された(その後、岩波書店が邦訳『ドナルド・トランプの危険な兆候─精神科医たちは敢えて告発する』を刊行)。米国の大統領は現在

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