医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

第二次シベリア出兵の恐れ

第144回

琉球大学医学部非常勤講師  照井資規

2022年3月15日号

「戦争してみれば明らかになる」  これが2月24日にロシアがウクライナに侵攻した理由だ。人にはさまざまな価値観があり、戦争はそれらに明確な答えをもたらす。ゆえに人は戦争をやめることができない。混沌とした問題も実際に戦ってみれば明確に答えが出るのであって、太古の昔から繰り返されたことが、より大規模に、複雑になって現在起きているに過ぎない。  ロシア当局は、ウクライナ侵攻の意思を繰り返し否定しつつ、国境付近へロシア軍を集結させ「ウクライナ政府によって8年間、虐げられてきた人々を保護するため」と理由付けて侵攻を開始した。このように、自らの企図を明らかにして戦う者などいない。  戦争で劣勢になり、追い詰められない限り、国家元首が合理的な判断ができなくなることはないものだ。プーチン大統領が、さまざまな工作を駆使し、現在... 「戦争してみれば明らかになる」  これが2月24日にロシアがウクライナに侵攻した理由だ。人にはさまざまな価値観があり、戦争はそれらに明確な答えをもたらす。ゆえに人は戦争をやめることができない。混沌とした問題も実際に戦ってみれば明確に答えが出るのであって、太古の昔から繰り返されたことが、より大規模に、複雑になって現在起きているに過ぎない。  ロシア当局は、ウクライナ侵攻の意思を繰り返し否定しつつ、国境付近へロシア軍を集結させ「ウクライナ政府によって8年間、虐げられてきた人々を保護するため」と理由付けて侵攻を開始した。このように、自らの企図を明らかにして戦う者などいない。  戦争で劣勢になり、追い詰められない限り、国家元首が合理的な判断ができなくなることはないものだ。プーチン大統領が、さまざまな工作を駆使し、現在の

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